便秘解消によいとしてよく知られている食べものの一つがさつまいもです。スーパーに行けば手軽に変えるし、甘くておいしく、便秘対策にもよいなんてうれしいですよね。

しかし、さつまいもを食べて困るのはおならです。おならがたくさん出た経験の方もいるのではないでしょうか。

臭いおならがたくさん出ると、周りに人がいるときは恥ずかしいですよね。かといって、おならを我慢しているとお腹が苦しいです。

さつまいもを食べておならがたくさんでるのは、食物繊維が分解されたときにガスが生まれるからです。さつまいも100gあたりには、3.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維には不溶性と水溶性がありますが、さつまいもには不溶性食物繊維が多く含まれています。

食物繊維には、便のカサを増やして大腸の働きを活発にする作用があります。そして、排便がスムーズになるのです。

さつまいもには、ヤラピンという成分も含まれています。さつまいもを切ったときに出る白い液がヤラピンです。

ヤラピンには腸の蠕動運動を促す働きがあります。また、便を柔らかくする働きもあり、より一層排便がスムーズになります。

ヤラピンは熱に強い性質があります。蒸しても焼いても、ヤラピンが損なわれることはありません。

さつまいもを食べるとおならがよく出ますが、臭くないこともあります。臭いおならが出るのは、腸内で悪玉菌が増えているからです。

赤ちゃんのおならは臭くないです。赤ちゃんの腸内細菌の90%ほどが善玉菌だからです。

悪玉菌はインドール、スカトール、硫化水素、アンモニアなどの有害物質を作り出します。これらが臭いおならの原因です。

悪玉菌が減り善玉菌優勢になれば、おならのにおいが改善します。

さつまいもには、レジスタントスターチが含まれています。消化されにくいでんぷんのことです。

レジスタントスターチは消化されずに大腸に届き、腸内細菌によって発酵されて酪酸やプロピオン酸などの有機酸に変わります。有機酸は腸内を酸性にして善玉菌が棲みやすい環境を整え、悪玉菌が棲みにくくなります。つまり、さつまいもが腸内環境に役立つのです。

腸内環境がよくなることで、さつまいもを食べておならが出ても、においが気にならなくなってくるはずです。