おならは臭いものだと思っていませんか。しかし、乳児のおならは臭くないです。

臭いおならの原因は、腸内環境が悪いことです。腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が棲みついていて、2:1:7が理想的なバランスといわれています。

このバランスが崩れて悪玉菌が増えると、インドール、スカトール、硫化水素、アンモニアなどの有害物質が発生します。これらの物質はわずかな量でも臭いおならの原因になります。

乳児の腸内細菌の90%以上は善玉菌です。善玉菌がガスを発生させますが、臭い物質は作らないので、乳児のおならは臭くないです。

しかし、これは母乳育児の場合です。人工ミルクで育てている場合は、腸内の善玉菌が母乳育児に比べて少なく、おならが臭くなることがあります。

腸内の善玉菌が多いと、うんちの色は黄色っぽく、甘酸っぱいような臭いがします。悪玉菌が多いほど黒っぽい色になり、臭いがきつくなります。おならのにおいだけでなく、うんちの状態からも腸内の善玉菌と悪玉菌の状態を知ることができます。

乳児のころは腸内に善玉菌が豊富に棲みついているのですが、離乳食を始めると次第に善玉菌が減って、大人と同じような腸内細菌叢に変わってきます。しばらく同じような腸内細菌叢が続き、高齢になると次第に善玉菌が減少します。

乳児はおならをたくさんしてビックリすることがあると思います。おならがたくさん出るのは、母乳を飲むときに一緒に空気を飲み込んでしまうからです。

母乳を飲ませた後、ゲップをさせることがありますよね。飲み込んでしまった空気を出させるためです。飲み込んだ空気はゲップとして出るだけでなく、口から排泄されなかった分はおならとして排泄されます。

便秘が原因でおならがたくさん出たり、臭いおならになることがあります。赤ちゃんが苦しそう、何日もでない、といった症状がでれば、医師に相談をするとよいでしょう。

また、お腹を「の」の字マッサージをすると、おならが排泄されたり、便秘が解消されやすくなります。